日本教

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偶然とは恐ろしいもんで、書架に溜まった文庫本を処分するため、”読んでは捨て読んでは捨て”を実行していると以前書きましたが、そんな中、たまたま今読んでいたのが山本七平の「日本教について」でした。懐かしい~!

1972年初版のこの本、ご存じの方も多いでしょうが、「日本人が殉教も厭わぬほど心酔する日本教の教義とは?」という切り口で、日本人の思考パターン、行動様式など、特に集団としての日本人の特性について洞察したものです。

多少?ハスに構え自らを卑下する様な論調なんで、敢えて第三者(イザヤベンダサン)を名乗ったのかもしれません。想像ですが。

ところで、何が偶然か?と言うと、直近の話題として、外国人の目から見て賞賛しつつも今ひとつ不可思議な今回の震災・原発事故に対する日本人のビヘイビアについて見事に分析しているな~と思ったからです。

何も言わずに我慢する。自粛と言われたら自粛する。安全だと言われたらそう信じる。節電だと言われたらその方法を考える。原発事故補償のため電気料金の値上げや増税が必要だと言われれば被災者のためにと納得する。

面白いことに、決して本心からそう思っているわけではなく、さらにはそれが間違いだと感じていながら、決して反論の声を上げない。たとえ上げたとしてもそれは単なる愚痴で、最後には「みんな一緒なんだから」、と考える。

皆んなと同じであることが心地良い。「同病相哀れむ」「皆んなで渡れば怖くない」、はたまた「メダカ」「烏合」。他者と異なる行動を取ることを嫌う。もしくは自分たちと違う行動を取る人間を否定する。出る杭は打たれるし打ちもする。

そこにロジックはなく論理的な思考を受け入れない。これが日本人独特のビヘイビアだとこの本は述べています。(難解な本ほど勝手な解釈が可能です。間違ってたら御免なさい。)

謙譲の心ゆかしさ的に語られるその利点は取り敢えず置いといて、欠点をあげると、組織としての活動がもし間違った方向に暴走したとしても、一度動き出したものを誰も止めようとしないし止められない。たとえそれが戦争でも。

 ☆

なるほどね~って感じです。でも、だから何なの?と聞かれたら言葉に詰まる私です。情け無い。まあ、御託を並べさせて貰えれば、それで日本は良くなるの?次世代への責任は果たせるの?ってことぐらい。

昔から、「そんな事言ってるのはあんただけだよ!」と言われて「やったぁ!」と喜ぶ私の感性は日本人として異常なんでしょうね。私は別にそれで良いんですけど。ハッハッハッ!


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